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2022/03/15 06:08

こんにちは。

FLUXY の井ノ口です。

3%ドネーションについて、先日ご報告させて頂きました。
FLUXY をご利用いただいく皆さまとのご縁や感謝を「先へ」繋がせて頂く機会として
2021年総売上の3%を、1%ずつ、3箇所の団体にドネーション致しました。

この取組みは、今後も続けて参りたいと思います。

なぜ寄付をするのか。
今回のJournalは、井ノ口の想いを少しだけお話してみたいと思います。

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初めてインドに行ったのは、大学3年生の春でした。

友人の大学で、教授が学生たちを連れ "スタディーツアー" という形で、インドに毎年行っているという話を聞きつけ
わたしも一緒に行かせてもらえないか、と相談したのが始まりです。

インドは首都デリーから入り、寝台車で南インド、チェンナイへ。
そこから更に車で半日くらいかけて移動した先にある、ゴダヴァリ河というインドで2番めに大きな河の、河沿いの集落に滞在しました。

そこで見たもの、聞いたこと。
土地を所有する概念のない人たち。自然と共に暮らし、ほとんどお金を使わない人たち。
そして訪れたデリーのスラム街。
初めてのインドは、目に飛び込むカラフルな色、暑い気候、スパイシーな食べ物、日本とは全く違う人の営み、全てがとても強烈でした。
色んな想いが溢れ出て、泣いたり感動したり、ほんとうにとても忙しい旅でした。

当時、印象深かったのは、道中で出会う物乞いの子どもたち。
手をつき出して、お金をせがみます。ひとりに渡すと、それを見ていた周りの子どもたちが一斉に駆け寄ってきます。
良かれと思って渡してみるのに、いつも最後は振りきって前に進むしか無くなり、やりきれない気持ちになるのでした。
お金を渡すことにどんな意味があるのか。
一緒に行った仲間と議論もしました。

私は、お金を渡さないことにしました。そして自分と、ひとつ約束をしました。
寄ってきてせがむこの子達に、私の全財産をあげても、何も根本解決にならないから。
大学生の自分が持っているなけなしのお金は手許に残して、いつか事業を立ち上げ、
世の中に価値を生み出した時に、貢献のために帰ってくる。というものでした。

2020年にはじまったばかりの小さな天然石屋さん。事業としてはまだまだ小さいです。
そして「寄付」は根本解決にはならないのだと、思っています。
大学生の私は、この資本主義社会において「お金の流れ」の「外」にいる、取り残された子どもたちや家庭を、流れに乗せてあげる必要がある。
そのためには、寄付ではなく、人々を巻き込んだ事業を興す必要がある。と考えました。
今もその考えは、変わりません。
でも大人になって「寄付」が持つパワーも分かるようになりました。

小さいなりに出来ることをひとつひとつ考えて、積み上げていきたいと思っています。

初めて寄付先はインドではなく日本に。
まずは自分の生まれた国と、向き合いたいと思ったからです。

日本貧困層の子どもの教育支援と、障害をもつ子どもの保育 (子育て家庭の支援)
生を受けた全ての子供達が、あらゆる教育の機会を得られること、
子を持つお母さんやお父さん達が、自分の意志や目標を実現する時間を持てるよう、保育支援を受けられること
1児の母として、そしてインドで出会った子どもたちへの想いを託して
今回の寄付が、日々ご尽力している方たちの支援に少しでもなることを願います。

もう1箇所は、地球環境の保護を支援する団体に。
FLUXYがお届けする天然石を生み出してくれた、地球へできることを考えたい
自分の子供がこの先100年暮らしていく地球が、子どもにとって過ごしやすい場所であってほしいという願いを込めて。


そしていよいよインドとの、新しい挑戦も模索しています。

初めての旅でインドが大好きになり、その後も2回ほど訪れました。
次はこの挑戦のために、渡印したいと思っています。
まだ先になりそうですが、またご報告できる日を楽しみに、一歩一歩進めてまいります。

改めまして、FLUXYを通してこの様な取り組みをさせて頂けることに、感謝いたします。

FLUXY 井ノ口 歩


インド、バラナシ、ガンジス河の日の出